しばらくSNSをお休みしていましたので、久しぶりの投稿となります。
今日は、ある絵本をご紹介。
イエラ・レップマンの「子どもの本で平和をつくる」
空腹で食べ物を求め、戦後の瓦礫のなかを歩く少女とその弟は、
街中にできたある建物にはいります。
そこには、世界中から集められた子供のための本が
おいてありました。本の世界をとおして、少しづつ
二人は夢や希望を思い描くことができるようになっていきます。
お話のなかで、読み聞かせをしている女性がでてきます。
彼女は実在の人物、イエラ・レップマン。
敗戦後のドイツで、子供たちに笑顔を取り戻したいと、
世界ではじめて子供のための国際児童図書館を作った女性です。
素晴らしい子供の本は、人々が理解し合う助けにもなると・・・
巻末に、そんなレップマンさんの解説も書かれています。
レップマンさんが目指したことと反対の出来事が、
今起こってしまっているけれど・・・
このお話から届けられてくるメッセージを大切にうけとめたいと、
あらためて絵本を読み返しています・・・